忍者ブログ
夫婦の日常と こころの中のこと
[183]  [182]  [181]  [180]  [179]  [178]  [177]  [176]  [175]  [174]  [173
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

晴れ。寒くもないが、俺は寒気がする。風邪を引いたのかも知らん。

月曜日のせいか客の入りも多く、店は忙しかった。体調が優れない所為で、勤務が少々辛かった。
昼食の後、10分ほど事務所で横になったら、楽になった。


積み重ね積み重ねしたものがたくさんある。
細かいことを変に覚えている俺であったが、最近の俺は馬鹿になり、忘れていることも多いと思うぞよ・・・。
詳細な言葉は怪しいが、そのときの彩は覚えている。覚えると意識せずとも、心の彩はその時々に鮮やかに刻み込まれ、退色することはまずない。
読みきるのは大変だろう。めまぐるしく変わる彩を追って、それも長い月日のことを一気に追体験するのは、かなりのエネルギーを要することだろう。
それだけのことをしてきたのだ。
あのときが誇らしく、心に染み入るようであり、切なく、憂いを帯びて、快活さに悦びを感じ・・・俺は語彙が続かない。表す言葉を知らない。
いつから、どれだけあるんだろう?
俺はあの日からは間違いなくある。
その日の彩は、夕闇に落ちる一瞬前の、緋色と藍色の、妖しく切ない色だ。まだまだ幼かった俺だと思う。そして、そのことを気恥ずかしくも誇らしく思う。

俺の心は二つだ。三つかもしれない。もっと多いのかもしれない。分裂するたびに個々が小さくなるのではなく、どれも同じ大きさで、どれも大切である。
心はとても不思議なものだ、と思う。たやすく壊れてしまう。しかし、逞しく再生もする。
一つ増えるたびに、再生するたびに、豊かになるのだろう、と思う。


俺は大いなる屈辱を抱えて家に帰り着いたあの日。逃げ帰ったといってもよい。それを世にも嬉しい奇跡がすっかり拭い去ってくれたのだった。
人生なんて、そんなものかもしれない。一日単位で帳尻が合うのも珍しいが。
良いことがあれば、悪いことも起こる。
底に落ちても、いつかひとは這い上がろうとするものだ。
PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
最新コメント
しゃぼん玉さんへ・2 ---はる(03/09) 
無題 ---しゃぼん玉(03/08) 
しゃぼん玉さんへ ---はる(03/07) 
無題 ---ハルミラへ(03/07) 
無題 ---しゃぼん玉(03/06) 
プロフィール
HN:
はる
HP:
性別:
男性
忍者ブログ [PR]

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.