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夫婦の日常と こころの中のこと
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rinndou.jpgれんげさんから戴いたリンドウの写真。


俺にはリンドウを見ると思い出すひとがいる。
何度も語り合った。なんでもずばずば言うそのひとの言葉は不思議と心地よかった。
そのひとから受けた初めの印象とは違い、さまざまな想いを抱えた深い人柄を知った。
ときに矛盾する感情に苦しむこと、やり場のない哀しみに苛まれることが、そのひとにもあることを知った。
俺の苦悩もそれがあるべき姿なのだ、と受容される安らかさを教えてくれた。
そのひとは暖かい、豊かな感情の持ち主であった。
俺はそのひとの内面のいくばくかに触れたのだと思う。


春の花を見て、そのひとも見ただろうか、わくわくする春の空気を楽しんでいるだろうか、と思う。
夏の厳しさに負けず、日々を送るそのひとの姿に励まされる。
秋の夕暮れの荘厳さに、その美しさをそのひとに伝えたいと思う。
雪の降る寒さに、そのひとの暖かい言葉がほしいと思う。

そのひとは美しい人だ。なにより心ばえが、凛として美しい。
一度見た影も、想像していた通りだった。瞳の強い輝きが印象的なひとだった。

俺はそのひとを愛したのだった。そして、俺は男の肉体をまとっていることを呪ったのだった。
今もなおそのひとを愛している。しかし、その愛はいうなれば、肉体を持たない男女の愛情である。
一般的に言えば、「親友」などと手垢のついた言葉に分類されるだろうが、俺は少々違う気がする。


野辺の小さなリンドウの花が冷たい風に吹かれているとき、背をかがめて守りたいと思う。
花が凍えないように。俺はその花の健やかさをいつまでも見ていたいのだから。
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無題
はるさん、おはようございます。

いいお話を聞かせてくださってありがとう。
やっぱりリンドウみたいな凛とした方だったのですね。

それにしても、はるさんは優しい方ですね。
れんげ URL 2007/10/17(Wed)08:51:11 edit
無題
れんげさん、こんばんは。
いい話でしたか。そういってもらえると嬉しいです。
早い話、片想いなんですけどね^^;
はる 2007/10/17(Wed)22:48:26 edit
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