忍者ブログ
夫婦の日常と こころの中のこと
[62]  [61]  [60]  [59]  [58]  [57]  [56]  [55]  [54]  [53]  [52
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

昨日今日と、早朝の地面にはうっすらと淡雪が積もった。射し染めた陽光に瞬く間にはかなく消えた。
三月も彼岸だというのに雪が降るとは。しかし趣深い。

沈丁花の花の香りがどこかから漂う。まだ早い春。
いつぞやか、沈丁花の香りに実家の仏間のことを思い出した。今年は花を飾っていた母のことを思い出した。花の記憶は母の記憶になった。

職場の樹木の雪つりが外され始めた。今年の降雪では雪つりも意味を成さなかっただろう。作業をする園丁の吐く息が、朝の冷気に白く見えた。

体調はまずまず。やる気もまずまず。しかし仕事があまりうまく行かなかった。こればかりは運命と思うも、やるせない。今後の見通しなど考えるが、気の重い作業だ。
いろんな人がいるゆえ、なかなかに人相手の仕事は難しいと思う。

早めの退勤となった。明日は祭日であるが、俺は仕事なのだ。
HPの管理を少しした。それから日参しているHPを一巡り。言葉は違えど、どこからも春を待ち望む期待を感じられた。
桜の便りが次々に聞かれることだろう。春の温みは花々を起こす。やがて日本列島は花で埋め尽くされることだろう。最も華やかな季節をすぐそこに控えた、心騒ぐ現在である。
仕事疲れの残らぬように、早めにとこに就くことにする。
PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
沈丁花
沈丁花は、父の記憶につながります。
実家の玄関に続く道に植えてあります。
父が好きだったのです。

雪つりのお話は、五木寛之さんの講演を聞きに行った時に知りました。
「雪つりのように、心がしなる方がいい」とお話されました。
れんげ URL 2007/03/20(Tue)23:16:51 edit
雪つり
五木寛之さんは確か、金沢に縁の深い作家でしたか。雪つり、兼六園のものが美しく有名ですね。

北陸の重い雪に耐えながら立っている樹木に、
この土地の人々の静かな忍耐強さを連想します。
また、俺という樹木を支える、
雪つりのような人々のありがたさを思います。
はる 2007/03/21(Wed)23:18:04 edit
最新コメント
しゃぼん玉さんへ・2 ---はる(03/09) 
無題 ---しゃぼん玉(03/08) 
しゃぼん玉さんへ ---はる(03/07) 
無題 ---ハルミラへ(03/07) 
無題 ---しゃぼん玉(03/06) 
プロフィール
HN:
はる
HP:
性別:
男性
忍者ブログ [PR]

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.