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夫婦の日常と こころの中のこと
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晴れたが寒かった。

午前中通院。
Pのおかげで異常な眠気に苛まれていることを、主治医に大げさに訴える。ショートスリーパーの俺が日付の変わらぬうちに寝床に入るばかりか、そのまま寝入ってしまうのだ。昼間ももちろん眠い。俺は非常に困っているのである。
医者は、その眠気は鬱の所為かもしれないという。
そうかもしれないけど。そう疑うのは医師として当然だと思うが。
いや、俺は断言する。Pの所為だと。俺はPの終了を要求した。気分も安定傾向であるから、Pなしでもいいと思う。むしろ眠気の分、Pは俺には有害であると思われる。
俺の主張が主治医のこころを動かしたのか、処方内容変更。すっきりしたdoseになった。


病院の帰り、ホワイトデーのお菓子を買いに寄り道をした。
マシュマロだか、キャンデーだとかが定番であるとされているが、俺は「3.14 ホワイトデー」という文字を見たときから決めていたものがあるのだ。
パイである。
3.14は円周率である。Πだ。よってパイ。冴えてるだろう? 丸のアップルパイを買った。
妻に渡して、嬉々として贈り物の理由を説明した。すると妻は、理由を聞かないほうがよかったかもしれないなどと、苦笑いをした。円周率という言葉に興ざめしたのだとか言う。
永遠に続く円周率・・・壮大さを感じるではないか、と俺は思うのだが。妻はそうではないらしい。数学が苦手だからかもしれない。
数学こそ、最もロマンティックな学問だと思うのだが。数学は宇宙を数で表現しようとする、壮大な叙事詩である。数字は嘘をつかない。
「三角形の内角の和は180度」。これはこの世の始まりから終わりまで、絶対に変わらない事実である。まさに真理。神の言葉といってもいい。

妻はわけのわからぬことを語っていないで、パイを食おうと言った。
きれいに並べられたりんごの面に、刃物を入れるのは惜しかった。6つに切って、3人で食べた。飴の塗られた表面がぱりっとして、中のりんごの甘煮はさくりとして、大変美味であった。最近俺は甘いものがいけるようになったと思う。
「くだらないこと言わなくても、おいしいやろ」などと妻が俺をたしなめる。
そうだな、美味いことが一番大切なことだった。


Pがまだ効いている所為か、眠くて眠くて。覚醒している理由もいらない休日のこと、寝かせてもらった。
一日中うとうとしていたように思う。
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