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夫婦の日常と こころの中のこと
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蒸し暑い。曇り空で、降雨はなかった。不快指数は高いもよう。

昨日はNHKで、鬱病患者の職場復帰についてのドキュメンタリーがあった。今日は、タレントの高島忠夫さんの闘病記のドラマが放映されていた。
日本の自殺者の増加と、その多くに鬱病ないしは精神疾患の関係がいわれているゆえ、啓蒙の一環であろうか。
NHKで紹介されていた企業のように、メンタルヘルスを重んじ、鬱病患者に理解の在る職場はまだまだ少ないと思われる。しかし、あのような企業の様子は、鬱病患者だけではなく、健常者のためにも好いことである。
上司や管理者が、偏見にとらわれず正しい知識を持って、対処してくれることを望まずにはいられない。
高島忠夫さんは俺と比べるとずっと重症で、気の毒でしかたない。俺にも思い当たる姿がいくつかあり、いたたまれなかった。
「何故?」と思われることが言動に多く現れる。それは病気の所為なのだ。
そして、その病気は誰しもが罹る可能性がある。


心が弱いから鬱病になるんだ。
甘えているんだ。
誰よりも病人自身がそう思って、自分を責めている。気合でなんとかできれば、それは病気ではない。

心が弱いから鬱病になるのか、鬱病になったから心が弱くなったのか。俺も本心では疑っているところが、まだある。
それでも、俺は「必ず治るはずだ」と自らに言い聞かせて、二週に一度の精神科への通院を欠かさない。
妻は「治る病気。ゆっくり焦らずいこう」と、ときに自暴自棄になる俺を諭し、支え続ける。
そんな生活が三年にもなるだろうか。
精神に影響を及ぼす薬など、誰も飲みたいわけはない。薬で得られる眠りだって、好きなわけではない。
ただ治りたい・・・その一心だ。

ずいぶんと回復傾向にある俺ですら思う。
「心が弱いんだよ」という言葉の残酷さ。何気なく言い捨てられる冷酷さ。
知らない人に言われるならまだしも、知人に言われるのはよほど苦しい。
こころの痛さ。こころが痛むなどとは知らなかった。
「こころ」などという臓器はない。なのに、そこに痛みがあるのだと肉体が訴える。

自らを奮い立たせることができないなら、心が弱いなら、居場所すらないのか。
だったら、もう死ぬしかない。

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昨日、全部ではありませんがTV番組をみました。
身内ではありませんが、知り合いなどに病気で苦しんでいる人も知っています。
思うに・・・いっしょうけんめい頑張っている人に多いのではないでしょうか・・?
確かに、職場は理解の深いところと、そうでない場所もあるかもしれませんね。
「こころの風邪」って聞いたことがあります・・必ず直ると思いますよ。
深呼吸してみましょう・・・
ミィ 2007/06/27(Wed)06:17:07 edit
焦らないで
高島忠夫さんのドラマは、私も家族みんなで見ました。
お医者様のお話も入っていて、分かりやすかったですね。

見ていて他人事と思えなくて、涙が出ました。

はるさん、焦らないで下さい。
私は、こんなに元気になりました。
必ず、必ず心から笑える日がやって来ますよ。
れんげ URL 2007/06/27(Wed)15:20:28 edit
ミィさん・れんげさん ありがとう
理解を示してくれてありがとう。
あなた方のような人のおかげで生きていけるのです。

うちの職場は、
日ごろ他人に健康を説きながら自分には不健康な生活を強いる、
といった感じですが、
紆余曲折を経て、受け入れられるようになりました。

自分の症状も落ち着き、仕事もできる状態で、
ともすると、治ったのではないかと自分でも思うほどです。
ただ時折、ぴょこんと症状がぶり返すことがあります。
きっかけは人それぞれ・・・疲れであったり気候的なものであったり、過度なストレスであったり・・・でしょうが、
自分の場合、決まって他人の言葉なのです。
友達があのように書くのを見て、
本当に腹が立ち、凹みました。
「幼稚なやつだ。冷たいやつだ」と思い切れればいいのですが・・・。
これも症状のひとつだろう、
まだまだ鈍感力が足りないな・・・、
と思います。

この日の日記には、刺激的な言葉を用いました。
ご心配をかけたでしょう。
でもありのままの気持ちがこうだったのです。

どうぞ、身の回りの病気の人に
優しい気遣いを差し向けてあげてください。ここに書いてくれたように。
自分も胸の底が熱くなりました。
ありがとう。千の感謝をささげます。
はる 2007/06/27(Wed)23:12:14 edit
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