夫婦の日常と こころの中のこと
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
雨に濡れた朝。枯色の草にきらきらと雨粒の光る。
頑張っていることは何ですか? と訊かれて、俺は答えに困っていた。
生きる意味は何ですか? と訊かれて、俺は黙るのみであった。
俺よりもずっと頑張っている人が大勢いる、これしきのことを大変だと言うのは弱音である、と思っていた。
他人から弱いと見られるのがイヤだった。
目標のないことをつまらないことだ、と思っていた。無理に何かを夢見ようとし、思考の迷路に陥っていた。
たぶん、何度も何度も、これから想うだろう。
ぐるぐると螺旋を描く生き様である。
俺の頑張っていることは、ただ生きていること、です。
俺の生きる意味は、それも、ただ生きていること、です。
妻も娘も、友達も、仕事も、俺の頑張る理由や生きる意味にはならない。
俺は俺でありたいから。何かに寄って自分を想うのは好きではない。何かに縛られることに思える。
ただ生きていることを想うとき、安らかになった。
ときに、だらしなく、無為に過ごすこと。
ときに、誰にも真似のできない頑張りをみせること。
誰かを憎むこと。
誰かを愛すること。
自分を縛るのは自分だけだ。
40代も半ば過ぎのご婦人が「四十路すぎると肌を見せるのは医者ばかりですよ」と笑っていた。美しいひとなのに、それはないだろうと思ったが。
今思い出しても、笑える。
PR
この記事にコメントする
アーカイブ
最新コメント
しゃぼん玉さんへ・2
---はる(03/09)
無題
---しゃぼん玉(03/08)
しゃぼん玉さんへ
---はる(03/07)
無題
---ハルミラへ(03/07)
無題
---しゃぼん玉(03/06)