夫婦の日常と こころの中のこと
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日中は晴天であったが、夕方より小雨。さすがに雨が降ると、ぐっと気温が下がる。
三年前に買った、新しい結婚指環を眺める。あのとき、そろいの指環は同じくぴかぴかに光っていた。
時を経て、妻の指環は、日ごろの家事で、いくらか細かい傷がつき、くすんだとまでは言わないが、輝きがまろくなってきた。
俺の指環は、ほぼ買ったときのままの鋭い輝きだ。毎日指にしては出かけるが、仕事柄職場で外しているから、傷まないのだ。
指になじんだ妻の指環を見ては、同じように妻が俺との新しい暮らしになじんだのかと、空想する。指環のまろみのように、妻の心も丸くなったのかと、想像してみる。
すると、俺はどうなのだろう。さしずめ、あのときのきらきらとした情熱のまま、とでも。
指環の様子から、お互いの心を占うなど、俺の流儀ではないが。以前妻がそんなことを言っていたのを、思い出したのだった。
丸く柔らかなお前と、硬質な俺と、
いっそどろどろに融けて、
他も己もわからないほどに。
それができないのが、
男と女の切なさ、愛おしさであろうか。
どんな謎があるのか、
いかなる神秘があるのか、
まだまだ知りたくて仕方がない。
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