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夫婦の日常と こころの中のこと
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昨夜は、真っ裸で寝るのに大変心地よい陽気であった。
しかし本日は激しい雨と風。とても寒い。気候の変動の激しさに、体調を崩す人の続出するのもうなずける。

俺は肉体的には強い方だ。だったといった方がいい。
以前、C型肝炎に感染したかな・・・ということがあったが、感染しておらんかった。とはいってもそれは若い盛りのお話。風邪を引くと長引くようになったなあ、と何となく思う今では、自分の体力を過信してはいけないと知っている。
風邪を引いたとかいうのとは別に、低気圧が迫っているときに、俺の精神は敏感に反応するようになった。起き抜けに不快さがある。
気圧や気温に左右される、植物のような身体になったのだと、感慨深い。
いわゆる不定愁訴を訴える俺の客に、自分もそういうことがあると心からの感慨を、穏やかに答えられる俺を最近発見した。
以前の俺はそうではなかった。
自分の知らない肉体の感覚を想像するのに、いつしか疲れを感じ始めて、ようやくその一端を知った・・・とでも。


ここしばらく必要に駆られて、英語の勉強などしておったゆえ、頭脳がパンク寸前である。
勉強は捗っているとは到底いえない状態であるが、やわな頭脳を崩壊から守るため、今日は勉強をやめてみた。
妻は恐ろしく眠いらしく(月経の所為だろうか?)、娘と9時には寝室に入ってしまった。
俺一人の静かな夜だ。

夜にかけて雨はすっかり止んだが、強い風は残って、ピューピューと寒々しい音で窓ガラスを叩いている。
夜空は月が隠れて、真っ暗だ。
頼りなげな街路灯がちかちかと照らしている以外は、闇に沈んでいる。
身の縮む寒さであったというのに、水田ではかえるが変わりなく鳴き続けている。その水田の表には、渡る強い風が刻々と変わる水紋を刻んでいることだろう。

寂しくはない。むしろ夜に吸い込まれそうな快感がある。
「歎異抄」を開き、ヴィントガッセンのタンホイザーを聴く。
こんな風に無為に寒い夜を、眠くなるまでやり過ごすのも嫌いではない、と思った。
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