夫婦の日常と こころの中のこと
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晴れ。風の強い一日であった。
朝方、いつものように職場に出かけ、仕事を少しした。
先輩に会ったので、昨夜の確認がてら相談をした。先輩は忙しかったようで、ぼんやりしていたが。仕事に真摯なひとなので、嫌な顔はされなかった。ここらへんは見習いたいところのひとつ。
帰宅後、我が家のかねてよりの懸念事項について、妻とみっちり話し合いをした。
家のことである。
近いうちに家を持つことは同意していることなのだが。ちょっと離れた場所の建売を買ってしまうか、ほんの近所の地面を買って建てるか、そこに協議の余地がある。
建売は街により近く、幹線道路から一つ入ったところにあって、交通の便はよさそうである。教育施設も近く、子育てにはよいと思われる。職場にも少し近くなる。ただそれが俺にとっていいことなのか、どうか・・・は疑問がある。
地面の方は、まさしく今住まいするところの隣といってよい場所である。環境的には、旧来の農村地帯であり人情味のあるところである。だが、坪単価に割高感がある。田んぼでその値段なのか、といったところ。
妻は、建売は細かいところまでわからないから不安だと言い、間取りをあれこれできないのも不満だと言う。
そうはいっても、先立つもののことを考えれば、望むだけの建築物が建てられるわけではない。
ああでもないこうでもないと、夫婦で話し合う。
娘は知らん顔で、ビデオ教材に興じていた。その歓声が耳に入ると、娘のためも考えて侃々諤々しているのにと思えて、理不尽な苛立ちを感じ始める俺であった。
机をはさんで討議していても埒があかない。
まず建売の実際を見学しに行くことにした。
新しく造成された場所ならではの、赤土の鮮やかな地面。真新しい美しい街並みである。建物に合わせて、垣根や塀も今風なもので、体裁よくみえた。
ただ敷地いっぱいに家が建っている印象。廊下も階段も思ったより狭い。風呂場や台所の新しい設備を説明されたが、あまり心惹かれなかった。妻はほらねという顔をした。
「先生みたいに、でかい家で育った人には物足りんに決まってるわ~」と言った。
俺は大きければいいとも思わぬが、隣とあまりにもひっついているところが気になるのである。
これでは、派手な夫婦喧嘩をしたら、翌日に近所中に知れ渡ってしまう。そんな派手な喧嘩はしないが。
これでは、派手な大勝負をしたら・・・(以下自粛w)・・・である。
無口なまま、建売を去る俺であった。
次は近所の地面である。これは見たら状態がわかる。現状休耕田。面積何坪、坪単価いくら、連絡先の記載された看板が立っている。
ふ~ん、さて帰ろう、という感じだ。
しかし、妻は看板の連絡先に電話しろと、俺に強く要求した。電話したら、買うと思われるじゃないかと俺が反論し、買う気ないんかと妻が応酬し、そこでまた夫婦で押し問答。娘まで「けーたい!」と、俺に電話を勧める。母娘でタッグを組んでいるもよう。けしからん。
結局電話。
地面を買うかもしれないときって、話の端緒をどう切ればいいのかな、と悩みながら電話した。「どこそこの地係の地面のことなのですが・・・」と言いかけたら、相手は全てを察してくれたようで、助かった。
不動産会社というか、建築会社の不動産部といったほうがいいだろう、そこのひとが駆けつけてきた。立ち話をするには風が強すぎたので、会社で商談するべく自宅に車をとりに、歩いて帰った。文字通り歩いてすぐなのである。不動産屋さん(便宜上)も「ご自宅はそこですか」と笑っておった。
それから、整地の話やら建築条件の話やら、もちろん金の話など。当然、融資を受けなくてはいけないのだが、金利やら返済期間やらの複雑極まりない話を聞いた。
俺も勉強が必要であると痛感した。ローン相談会などに出席してみなくては、などと思い始める。不動産屋さんも相談にのってくれると言ってくれ、心強い。
おやまあ、もう買うのかしら?である。
熟考すると言って、辞した。
帰宅後、我が家の資産をあらためて、妻とまた話し合いをした。
もう建売の線はない。今日見た地面も悪くはない。価格はいまいち納得がいかんが。
妻は「いざとなったら、あたしも働くわ~」と泣かせることを言ってくれた。
そこまで困窮させるとは思わないが、長期のローンを抱える気構えとしては順当である。実際問題、嫉妬心の強い俺は妻が外で働くのは好まないので、ないことだろう。
機は熟したか?
俺が37歳、妻が35歳、娘が2歳。おそらく第二子の誕生はもうない。
本格的に考えていい時期であろう、と思える。
朝方、いつものように職場に出かけ、仕事を少しした。
先輩に会ったので、昨夜の確認がてら相談をした。先輩は忙しかったようで、ぼんやりしていたが。仕事に真摯なひとなので、嫌な顔はされなかった。ここらへんは見習いたいところのひとつ。
帰宅後、我が家のかねてよりの懸念事項について、妻とみっちり話し合いをした。
家のことである。
近いうちに家を持つことは同意していることなのだが。ちょっと離れた場所の建売を買ってしまうか、ほんの近所の地面を買って建てるか、そこに協議の余地がある。
建売は街により近く、幹線道路から一つ入ったところにあって、交通の便はよさそうである。教育施設も近く、子育てにはよいと思われる。職場にも少し近くなる。ただそれが俺にとっていいことなのか、どうか・・・は疑問がある。
地面の方は、まさしく今住まいするところの隣といってよい場所である。環境的には、旧来の農村地帯であり人情味のあるところである。だが、坪単価に割高感がある。田んぼでその値段なのか、といったところ。
妻は、建売は細かいところまでわからないから不安だと言い、間取りをあれこれできないのも不満だと言う。
そうはいっても、先立つもののことを考えれば、望むだけの建築物が建てられるわけではない。
ああでもないこうでもないと、夫婦で話し合う。
娘は知らん顔で、ビデオ教材に興じていた。その歓声が耳に入ると、娘のためも考えて侃々諤々しているのにと思えて、理不尽な苛立ちを感じ始める俺であった。
机をはさんで討議していても埒があかない。
まず建売の実際を見学しに行くことにした。
新しく造成された場所ならではの、赤土の鮮やかな地面。真新しい美しい街並みである。建物に合わせて、垣根や塀も今風なもので、体裁よくみえた。
ただ敷地いっぱいに家が建っている印象。廊下も階段も思ったより狭い。風呂場や台所の新しい設備を説明されたが、あまり心惹かれなかった。妻はほらねという顔をした。
「先生みたいに、でかい家で育った人には物足りんに決まってるわ~」と言った。
俺は大きければいいとも思わぬが、隣とあまりにもひっついているところが気になるのである。
これでは、派手な夫婦喧嘩をしたら、翌日に近所中に知れ渡ってしまう。そんな派手な喧嘩はしないが。
これでは、派手な大勝負をしたら・・・(以下自粛w)・・・である。
無口なまま、建売を去る俺であった。
次は近所の地面である。これは見たら状態がわかる。現状休耕田。面積何坪、坪単価いくら、連絡先の記載された看板が立っている。
ふ~ん、さて帰ろう、という感じだ。
しかし、妻は看板の連絡先に電話しろと、俺に強く要求した。電話したら、買うと思われるじゃないかと俺が反論し、買う気ないんかと妻が応酬し、そこでまた夫婦で押し問答。娘まで「けーたい!」と、俺に電話を勧める。母娘でタッグを組んでいるもよう。けしからん。
結局電話。
地面を買うかもしれないときって、話の端緒をどう切ればいいのかな、と悩みながら電話した。「どこそこの地係の地面のことなのですが・・・」と言いかけたら、相手は全てを察してくれたようで、助かった。
不動産会社というか、建築会社の不動産部といったほうがいいだろう、そこのひとが駆けつけてきた。立ち話をするには風が強すぎたので、会社で商談するべく自宅に車をとりに、歩いて帰った。文字通り歩いてすぐなのである。不動産屋さん(便宜上)も「ご自宅はそこですか」と笑っておった。
それから、整地の話やら建築条件の話やら、もちろん金の話など。当然、融資を受けなくてはいけないのだが、金利やら返済期間やらの複雑極まりない話を聞いた。
俺も勉強が必要であると痛感した。ローン相談会などに出席してみなくては、などと思い始める。不動産屋さんも相談にのってくれると言ってくれ、心強い。
おやまあ、もう買うのかしら?である。
熟考すると言って、辞した。
帰宅後、我が家の資産をあらためて、妻とまた話し合いをした。
もう建売の線はない。今日見た地面も悪くはない。価格はいまいち納得がいかんが。
妻は「いざとなったら、あたしも働くわ~」と泣かせることを言ってくれた。
そこまで困窮させるとは思わないが、長期のローンを抱える気構えとしては順当である。実際問題、嫉妬心の強い俺は妻が外で働くのは好まないので、ないことだろう。
機は熟したか?
俺が37歳、妻が35歳、娘が2歳。おそらく第二子の誕生はもうない。
本格的に考えていい時期であろう、と思える。
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