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夫婦の日常と こころの中のこと
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曇り。もやもやした空模様であった。気温も高めである。
梅の花が咲き始めた。花壇の草花の芽も伸びてきた様子。

今日は現場も客廻りもさくさくと、うまくいった。急な用事もなく平穏にすんだ。いつもはたまりがちになる書類も、今日のうちに始末がすんだ。
夕方の勉強会にも落ち着いて出席できた。
帰りは雨が降り始めていた。乾ききっていたアスファルトにしみ込む雨の匂いが、辺りに立ち込めていた。


早めの帰り。ゆっくり家族と夕食をとる。
小松菜と薄揚げの煮びたし、鰤の刺身、茄子のしぎ焼き、長いもの短冊、味噌汁。もう少し脂っ気があってもいいのではないかと思う。妻にそう言ったら、最近俺が太り始めたようだからだ、と答えた。
確かに少し体重は増えた。気をつかってくれてありがたいと、素直に思った。
妻は夕食が物足りなく思わないのか、と訊いてみた。すると、昼間に肉を食っているから大丈夫だ、と答えた。
俺を案じてくれるのに感動していたのに・・・拍子抜けした。
自分だけが脂ものを食べていると正直に告白しなくてもいいのに、あっさり言ってしまうところが、この女らしい。空気を読めない、と言うと悪口になってしまうか。ずれ具合が可笑しい。

妻が夕食の片付けをしている間、娘と絵本を見る。好きなのを取っておいでと言うと、必ず「しろくまちゃんのほっとけーき」を取ってくる。内容を身近に感じるのだろう。


妻の主張。1月31日は「愛妻家の日」だそうだ。語呂合わせだ。その日に生まれた俺が「愛妻家」にならなくてどうする・・・。
今日の新聞に載っていた話だと言って、その記事を見せてくれた。
何でも、妻を愛する亭主の会のようなものがあり、「愛妻家の日」は仕事を早めに切り上げて家庭で過ごそうという運動をしたそうだ。「ありがとう」「ごめんなさい」「愛しています」と素直に妻に言おう、ともある。
不倫だ、婚外恋愛だと浮かれ騒ぐ馬鹿どもと比べれば、たいへん麗しく、素晴らしい宗旨であると思う。
世間では、夫婦の関係を見直そうという機運が起こってきたのか。
先日ネットの友人・れんげさんのところでも、夫婦の会話の大切さについての話がされていたことを、俺は思い出した。

酷いふるまいをして辛い思いをさせただろうこと、それでもなお傍で支え続けてくれること。深い愛情を寄せてくれること。和ませてくれること。家庭を心地よく整えてくれること、などなど。感謝することはいくらでも思いつく。それらを言葉にしていなかったとも思いつく。
うまく言葉にならないような気がした。ひとつひとつ語っていると、感情が激してしまうような気がした。
「いつもすまんね。ありがとう」
妻は「好き・・・とかは言わんの?それも言わんとあかんやろ」とニヤニヤしながら、俺に要求する。全く困った女である。
それをさらりと言える男は、本物の愛妻家か相当な遊び人かだと思う。俺はどちらでもないので、無理だ。

しかし、愛妻という生き方は格好いいかもしれん。
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無題
愛妻という生き方は、格好いいです。
「好き」とか「愛してる」とか、我が夫も絶対言いません。
36年一緒に暮らしてきたから、いいのです(*^。^*)
喧嘩もしたけど、それは仲のよい証拠なのですよ(笑)。
れんげ URL 2007/02/28(Wed)17:10:42 edit
無題
そうですよね♪
「好き」は冗談めかしては言えますが、
真面目には・・・照れくさいですね。
流行廃りではないけれど、
俺は愛妻でいきたいと思います。
はる 2007/03/01(Thu)01:54:04 edit
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