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夫婦の日常と こころの中のこと
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晴れの予報ははずれた。小雨もようの六月のはじまりだ。

早朝のミーティングに新人さんが現れた。俺が面倒を見ることになる相手だ。やる気だけは満ち溢れている女子である。
女と聞いて多少期待する気持ちがあったが、残念ながら色気はない。


友達が商売を始めた。勤務のはけた後、様子を見に出かけた。
様子といっても、他人を訪問するには不適切な夜更けである。表から建物を眺めるに留めた。モダンな西洋風の建物で、赤毛のアンの家みたいだった。彼らしいデザインの建物でもあった。
夜更けの新造成地ではぽつんと建っている印象であった。
商売始めの今日、客の入りはどうだったのだろう。
既に店じまいした建物はどこか華やいでいて、眺めなおすと、彼の意気を感じるようであった。がんばってほしいと思う。


俺の病状は安定する方向であるが、いつまでこうしているのだろうと情けなく思う。
同病者の手記はいろいろある。それこそネット検索すれば、何万ヒットもする。しかし、一進一退を繰り返しいまだ病んでいる様子を書き記したものはあっても、健康を取り戻し寛解する過程を綴ったものはない。
克服した人はいるはずなのだ。どういうきっかけで、どのような変遷を経て、そこに至ったのか・・・。俺は知りたい。
だが、誰かの言葉によって励まされる程度であれば世話はない、と思うのも事実。
それでいて、誰かに励まされたいのも事実。
ただ、自分でも説明しにくい、こじれた心を誰かに相談するのに、躊躇する俺がいる。また、相談相手になってくれるような友達がそう何人もいるとは思えない。
俺の心の中にはアンビバレントな感情が渦巻いているのだ。

娘や妻の寝顔を見て、「嗚呼、申し訳ないなあ」と思う。
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