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夫婦の日常と こころの中のこと
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職場にて。
不手際を起こした女が、俺の前で泣く。俺は私生活でさえ、目の前の相手に泣かれると、頭に来るタイプである。公の場においては言わずもがな。
泣いて何が解決するのだ。相手が情にほだされることを、期待しているのか? それは卑怯者のすることだ。
仕事の場で、自らの感情をコントロールできないものは、要らない。
泣くのは、後始末を終えてから、便所か自分の車の中でしていただきたいものだ。
朝っぱらから、そんな騒ぎでありましたよ・・・。俺こそ泣きたいというのに。

全くつまらん始まり方の一日である。爽快とは言いがたい気分で、長い現場仕事に出かけた。
現場はかなりシリアスな状況であった。後始末の困難さ、億劫さを思い浮かべる様子であった。
細々した作業を長時間強いられ、肉体的にも疲労困憊であった。持てる技術と気力と体力を使い果たした気分だった。
夕方、得意先回り。思わしくない客がおり、やはり今日も思わしくなかった。


今日は姉の誕生日である。退勤後、駐車場の車の中から、お祝いの電話をした。
「誕生日おめでとう」と俺が言ったら、姉は「めでたくねぇよ」と答えた。
男気溢れるいつもの姉の様子とは違って、しんみりとした言いようであった。
曰く、姉の誕生日は母の月命日になったからだ、と。
母が初めての子の誕生を迎えた日はまた、母の命の終わる日と、月こそ違え日にちは同じであった。23日という日は我々の母にとって、特別な意味の在る日であったのだろうか。
姉もまた、死んだ母を慕ってすすり泣いた日がいくらもあったのだろうと、今更ながらに、思いをやった。
女親と娘・・・同性ならではの相克もあっただろうが、同性ならではの深い絆で結ばれていた彼女らを想う。
母娘ならではの会話。
母娘ならではの眼差し。
息子にはわからぬその絆を、俺は少々うらやましくもある。


姉はめでたくないと言うけれど。俺はそれでも祝いたいよ。
なにしろ、この世で最も愛するあんたが生まれた日なのだから。
姉弟で結婚できるように日本国の民法が改正されたなら、三ヶ月悩んで、妻より姉と結婚すると思う俺である(爆)。
誰が何と言おうと、俺だけは姉の誕生日を寿ぐのである。
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