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夫婦の日常と こころの中のこと
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未明に弟より連絡来る。
弟夫婦は無事であるとのこと。身重の義妹にも、多少興奮状態にあったが、別条はないそうだ。何より心配していたことだったので、胸を撫で下ろした。

実家の屋敷に倒壊の危険はもとより、破損もとりあえずない。ただ家の中は物が散らかっているそうだ。
被害があったのは、古い土蔵。納屋がわりに、使わない農具やガラクタの入れてあるところである。壁土が無残に剥がれ落ちたという。倒壊はしていない。しかし、修復可能かどうかは不明。
小さい被害としては、庭の灯篭の上段部が落下したこと。池の鯉が何匹か死んだこと。
田畑の様子はまだ把握していないという。近辺で地すべりなど報告されていないそうなので、山辺の水田が壊滅状態に陥っていることは、少なくとも、ないと期待される。
墓の確認はまだだと聞き情けなく思ったが、とりあえずは生きている者の身の回りが優先されて、責めるわけにはいかないだろう。
交通状況が改善されたら早いうちに一度、帰省しようと思う。くれぐれも無理をしないようにと伝えた。
連絡を密にくれるように約束を交わした。

さすがに弟も堪えているようであった。勇気付けてやりたいと思った。
すぐに現地に行けないのが不甲斐ないことだ。


一応、気は鎮まった。もろもろ心配な点はあるが、考えるだけしかできない現在の状態では、考えるだけ疲労感と焦燥感に苛まれるだけだ。自制すべきだと、自分に言い聞かせている。

職場の仲間・友人・知人から、震災見舞いの言葉をいただいた。みな言葉に困るようであるが、その心だけでもありがたいと思う。
自分を職務に没頭させられる精神の回復に俺自身、驚きを覚える。
帰宅したら、気が抜けてどっと疲れたけれど。


昨日在ったモノがなくなるのを無常というなら、今日なくしたモノがそのままではないのも無常だろう。
この世が流転し続ける限り、必ず立ち上がる日が巡ってくる。名も無き人の営みは、切ないまでに尊いのである。
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